2011年12月6日火曜日

パンキーなLive!オーロラ

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夜な夜なリニューアルに勤しむゆうぞうです。
Live!オーロラ以外の仕事、「え?どういうの?」という問いはあまりに多いが、本業はもちろんLive!オーロラの遂行ではあるけど、IT,サイエンス系エンジニア、クリエイターが元々の本業です。それぞれの仕事が補完し合い、高め合うという、自分ならではの事業スタイルを独立後10数年続けております。
Live!オーロラは完全に遊造独自の事業です。国や助成事業では5年で終わる、また、「それで食わなければいけない」という責任感、危機感がないので中途半端になる。利用者目線ではなく、「自分の立場」を重視したものになる。そういう事業をたくさんみてきた自分がだした、道筋です。

さて、こんな活動をしているといろいろな人との出会いがあるわけで、昨年であったある友人は、「なんか仲良くなりそうな気がする」と感じ、そのまま親交が続いています。
先日、彼の勧めで、先日ある学校の講師を務めてきました。
いつもの講義は多くが僕より年上、少しだけ同年代か年下という大人ばかりの生徒さんが多い中、今回は久しぶりに若い人たちへの講義とあって、「なんとかのし上りたい」的なパッションが伝わってきて、とても楽しかった。

そんな講義の後の食事会で、ある生徒さんに、「古賀さんてパンキーですね」と言われました。

パンキー??

ピンキーなら、そんなキャラいたよなと、「何それ?」

つまりは、「あなたは結構パンクですな」ということらしいです。

オーロラを作品にする場合、多くの人、いや殆ど全ての人が、「美しさ」や「神秘」を描こうとしますが、僕はときには「オーロラは美しくないものもる」と、科学論や美学上の議論の時に言ったりすることもあれば(自然や地球への畏怖という意味では美しいというより、脅威そのもの)、そもそもLive!オーロラという作品は、その存在を知る人の多さの反面、実際の姿を知る人があまりに少ないという現状を、「これが本当の姿。地球の鼓動そのもの」と体感してもらうためのものです。

ところで、「パンキー」に戻ると、その講義では建築を専門に学ぶ人たちが生徒さんであり、建築での美や空間の描き方と僕のLive!オーロラの世界観を議論していたときに、僕が言った言葉、

オーロラという言葉には魔力がある

例えば、薄雲の中に淡く光るオーロラの写真があったとしよう。それは美的な美しさはなく、さらにこれをオーロラと言わなければ夜に雲が写っているだけの写真だ。それを、「オーロラだよ」と人に見せると、途端に「キレイ!」と叫ぶ人はかなり多いのです。つまり、その写真や作品がキレイなわけではなく、「オーロラという言葉が美しい」のです。

講義でこの話の後に、「例えばですね、僕が“オーロラをやっている”と聞くだけで、僕がいい人に見えるでしょ?」と話しました。笑いが起きましたが、美や空間というのは、造形物の他、人の意思が多分に含まれているものです。

これを伝えたかったのですが、「いい人に見えるでしょ?」といったあたりのストレート表現が、どうもパンキーだったようです。

僕がパンクなのは、最近自負しており、Live!オーロラという作品が何気にパンキーなのは僕が作っているからですが、「オーロラがパンク」だとわけがわからない。
つまり、「オーロラなのにパンキー」というところがギャップらしいです。そういったギャップが作品の魅力をあげるもので、この作品も僕も継続と共に少しづつは成長しているのかもしれませんが、ここにも着眼をというのは新たなチャレンジでもあります。

面白いもので、事実そのまま、ストレートであればあるほど、世の中ではパンキーになります。音楽に詳しくない僕がブルーハーツがパンクだと知ったのは大人になってからだけど、1000のバイオリンは今でも大好き。変化球を投げるのは得意じゃないので、これからもストレート投球です。どう評価されようが関係ないというところは僕が僕を好きなところですが、何より「必要と感じてもらう」ことが素晴らしい。仕事でこれ以上の嬉しさがあるだろうか。僕が現在Live!オーロラを続ける理由は、「必要としてくれる人がいる」こと、それだけですから。

〝あなたはパンキー”と言ってくれた生徒さんも、楽しげに親しげに言ってくれたのはとても印象的で嬉しかったです。
こんな写真を撮るあたり、パンキーかもね。(2003年頃、だれも僕の話を聞かないどころか、鼻で笑われ続けたころ、「オーロラ速報」企画を立ち上げ、一人アラスカへ再訪。マイナス20度の中、10秒間命で制止。帰国後、新聞かWebかで目にして、ただの興味本位で応募した有名な写真展、この写真が入選してしまった。選んだ審査員もパンキーかも。)


ゆうぞう

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