2010年11月8日月曜日

beyond the sky - ソラノカナタ 「体感」から全てが始まる

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りくべつの筧さんから、先日の「太陽・オーロラウィーク2010」でのエアドーム投影の写真をいただきました。

今、あなたが見上げた空には、何が見えていますか?

でっかい夢?ささやかな夢?

この輝きは、空の向こうで本当に起きているんだ。

りくべつの筧さん、村田さん、5年前の御恩は忘れていません。
こうした形で再開できたことに大きな喜びと、Live!オーロラという作品に恵まれたことへの感謝、そしてこれまでご一緒してきたみんなへの想い。全てがソラノカナタにあるものと同じ、僕のでっかい宝物。


ゆうぞう



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2010年11月1日月曜日

北海道でオーロラ生中継 Live!オーロラ for りくべつ

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 北海道・陸別町、10年に一度ほど日本でもオーロラが観測されるとき、必ず観測に成功するのが北海道・陸別町の「りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)」。低緯度オーロラと呼ばれるその現象は、オーロラオーバル(参考:オーロラのしくみ(Live!オーロラ))が大きく低緯度側にもやってきたときに起きるもので、約11年周期で活動を変化させる太陽活動が活発になる時期に、稀にその夢のような世界が訪れる。

 冬はマイナス20度の世界にもなる北海道の中でも特別に“しばれる町”からのご招待。そして何より銀河の森天文台とは以前から交流もあったことから、楽しみにしていた企画。今回、Live!オーロラ for DOME実現のご依頼を受け、先日「太陽・オーロラウィーク2010」として開催された。
北海道・十勝地方の山の頂上に位置するこの科学館は、満天の星空とその星空を楽しむ巨大な望遠鏡が売りでもあるため、いつもは北見などから若者達が美しい情景を楽しむために遥々(と言っても北海道では当たり前の距離)やってくる場所でもある。

 私は10月29日の14時にギリギリ現地に到着、直ぐに生中継設備構築作業を済ませ、15時からのレセプション、そして本番を迎えた。レセプションスピーチは重鎮ぞろいの前で緊張しながらそれなりに攻略し、それこそ29日はアラスカ現地の天候が悪かったこと、科学館のインターネット環境が思っていた以上に微弱だったことからそちらのほうが心配だった。おそらくスループット100kもでていなかったと思う。29日の初日は急いで低滞域用のライブ受信プログラムを現地で作りこみ、なんとか間に合ったが、肝心の現地天候は悪いまま。15時から21頃まで定期的に収録映像とトークでドーム内の皆さんを夢の世界に届けるために、演出をその場で考えながらなんとか初日を終えた。

 30日もアラスカの天候は悪い。しかしインターネット環境は同行スタッフKuniさんの提案でDocomoモバイル通信カードを北見までGetしに行き、通信状態はなんとかクリア。そして山梨でも実現しているコンソールを使ったライブ中継演出と遠隔操作を加えたトーク演出で、2日目もなんとか皆さんに楽しんでもらえたようだ。
 上出先生からは「古賀さん、雲を消してください
 草野先生からは「遠隔操作で雲をなんとかなりませんか
などのスーパーアクロバチックな要望を受けながら、念力で雲を消す方法を模索したり。(ウソ)

 Live!オーロラ受信コンソールを使えるとスーパーリアル動画中継と全天中継のマッピングから、収録映像のストリーミング投影も行えるので、解説と演出の幅が大きく広がる。
 31日は、さすがに東京に帰らなければいけないため、泣く泣く東京へ戻る。この日はアラスカの天候が良いことがわかっていたので、高感度撮影モードに観測所機器を遠隔で切り替えて飛行機に乗った。天文台のインターネット環境では遠隔操作を行う帯域がない、宿泊先のオーロラハウスはVPN通信ができない。うーむ。。ということでSSHポートFWにて遠隔操作に切り替える。やはりイベントでの中継はいつもネットワーク関係が投影設備と同様に大変だ。ネットワークスペシャリストのKuniさんの同行は今回は本当に助かった。
 りくべつの投影設備は今回から科学館が導入したメディアグローブが単眼レンズの投影機器だったので助かった。中継映像のクオリティは投影機器の解像度は1kほどだが、魚眼映像そのままを変形させずに投影できたため比較的綺麗に映し出せた。(山梨では一端Live!オーロラ受信サーバーにて16:9に変形させた後、プレアデスシステムにて1:1に戻すといったかなりアクロバチックなことをやっているため画質が少しだが劣化してしまっている)

 その31日。予想通りアラスカ現地の天候に恵まれ、超高感度撮影が功を奏し素晴らしいオーロラを生中継で届けられた。移動中、携帯でオーロラ発生状況を確認していたので、会場にいられないことに後ろ髪をひかれながらだったが、関係者の皆さん、来場者の皆さんが喜んでくれたのが何より。

 イベントは北海道新聞記者の小林さんが毎日来られ、22日には夕刊Top記事、その他連日現地からの取材記事を書かれてくださった。ご本人も学生時代は本格的な登山家、大学院時代は南極や世界一周の調査活動もされた方、Live!オーロラのチャレンジング精神等を深く理解してくださっていたことに大きな感銘を受けた。

10月30日の記事(北海道新聞)

10月31日の生中継成功記事(北海道新聞)

 以下、写真沢山につき、りくべつの筧さんや村田さんが撮影されたものを含めてご覧ください。4mほどのドーム空間でも、むしろ、これくらい小さい方が臨場感がつかめるかもしれません。
Live!オーロラ受信コンソール導入にて、全天中継とスーパーリアル動画中継の共演。生中継オーロラでも成功しました。


全天中継でオーロラ発生!うー、この瞬間に立会いたかった。。
 ライブ中継は生もの。その生ものを活かすのもノウハウ。Webを含めていろいろ試みてきたことが今の経験になっているおのの、まだまだチャレンジしてみたいことは山とあったり。そして何よりLive!オーロラを続けるためにもこうした活動はとても大切。事業として継続することが唯一の方法です。
  今年は山梨や年明け、春前の企画などお蔭様で着々と進んでいます。Webをおざなりに。。というわけではありません、あくまで継続するための活動プライオリティを考えての上、皆様よろしくお願いいたします。

天文ガイド編集長・片岡さん。ずっと滞在されていました。
館長でもある上出洋介先生とイベント共催の名古屋大学・草野先生。
天文台の筧さん、村田さん、榊原さん。筧さんんと村田さんは5年ぶりの再会。榊原さんは初めてでしたが星空観望で星座へ一発で望遠鏡スコープをあわせるスキル、その職人芸には脱帽しました。みなさん素敵な方たちです。やはりこういった質実剛健な施設は好きだな。
 北海道上陸の際は、みなさんも是非行かれてください。

みなさんと毎晩お弁当食べたり、りくべつの夜空の下で過ごした経験はとっても貴重でした。



天文台から見る夕日は、星空と同様、息を呑む光景。

古賀祐三