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ゆうぞうです。
ついにトレたまがやってきました。そろそろ来るかもしれないと思っていたので電話がかかってきたときは「あ、やっぱりきました?」と言ってしまいました。(^^;
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/trend_tamago/20100405_wb_tt.html
4月2日の日刊工業新聞掲載がきっかけだそうです。
さて、昨晩は素晴らしい夜でした。久しぶりに800km/秒に及ぶ高速太陽風が訪れ、AE指数(オーロラエレクトロンジェット指数)も-2000nTを記録しました。(-500nTほどでも明るいオーロラが観測されることがありますので、かなり凄いです)
午前中から三鷹オフィスにワールドビジネスサテライトの松丸アナウンサー他取材の方々が訪れ昼過ぎまでみっちりと取材をしてくれました。小型投影機DEOS君が初めてメディアの日の目を浴びたとき。素直に嬉しかったです。
その後、夜の放送でもスタジオでDEOS君を紹介したいということだったので、20時頃からテレビ東京のスタジオにDEOS君のお守り役で伺うことになっていましたが、コロナホールの影響が凄そうだとわかっていたので気もそぞろ。。。そして予想通り夕方17時頃から大爆発発生!
全天周ライブ中継(アラスカ観測所の空360度網羅するカメラ)がとらえたオーロラ大爆発の瞬間
久しぶりに恐怖を感じるオーロラでした。気が付いたら自分が震えていました。遠隔操作の手も震え、この感じは18年前にオーロラと初遭遇したときの大爆発に匹敵するものでした。
これまでマスコミの方々には僕に注目をされて取材されることが多かったですが、それはそれでとても光栄なことではあるものの、やはり作品を作りビジネスを展開することを真面目にやっている者からしてワールドビジネスサテライトは大きな目標でもあったため、素直に嬉しかったです。松丸アナウンサーやディレクター、技術の方々もとても良い人達でした。今年度の新番組構成の一発目に選ばれたそうです。
こんな日にこれほどのオーロラ大爆発が出るとは。。。これまで沢山の奇跡を体感してきました。皆さんにはお伝えしていないたくさんの出来事がLive!オーロラにはありますが、今回もまた奇跡です。
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<これまでの奇跡?の例(ほんの一部)>
--- *2006年10月末 一般公開直前津波でアラスカ全土と通信が途絶える ----
11月1日からWeb中継を一般公開をすると新聞発表し、メーカーとのタイアップ契約も済ませていたとき、突然アラスカ全土との通信が途絶えた。
9月18日に中継機器を設置、観測所契約を済ませ、システム、機器開発、公開用のWeb開発も終え、 さぁカウントダウン!というときに。。アラスカ全土と電話すら繋がらないためアメリカのニュースを調べたところ、「アラスカ太平洋岸で津波が発生。修復工事中に作業員が誤ってアラスカ全土の通信インフラケーブルを切断した。」
。。。大変だ。メーカーの方からは「一般公開が遅れたらその方含めたくさんの人の首が飛ぶ」と伝えられていた。頭をフル回転。総務省の次世代インターネット研究プロジェクト(当時はJGN2)に参加していたため、JGN2経由でさらにアジア・太平洋のAPAN、アメリカの同様の研究用ネットワーク「Internet2」を経由してアラスカへ通信を試みた。(これらのラインは研究用に常に接続しています。)
なんとか繋がった!その後、商用ラインとして構築したアラスカ-三鷹間回線は、一般公開3日前に一部復旧。ギリギリ間に合った。冷や汗数リットル。この経験プライスレス。
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--- *2006年12月30日 スタッフの作業ミスで観測所Live!オーロラシステム通信設備の電源OFF。大晦日の観測所落雷で奇跡の復旧 ----
2007年1月3日から、名古屋市科学館と「世界初のプラネタリウムでオーロラ中継」を行う契約をしていた。これもすでに日経新聞含め名古屋市科学館側もプレス発表済み。全天周ではないもののスーパーリアル動画中継をプラネ画面に映し出す試み。これだけでも世界初だ。
2006年12月にはプラネタリウム協議会全国大会で発表し、その筋(?)にも発表していた。
地元が愛知であるため、スタッフに年末の三鷹基地メンテナンスをお願いして12月30日に帰省する準備をしていたところスタッフから電話がかかる。
「古賀さんすみません。。。。。やってしまいました。。」
当日昼に他の仕事でも彼の雑さが目立ったので叱り飛ばした後、そして絶対に”ここだけは触るな”と伝えていたところ、そこをこのタイミングでPushしてしまったらしい。僕の運命のパートナーKuniさんも帯同してくれていたが、Kuniさんが目を離していたときだったらしい。
アラスカ観測所内の中継システムは多くのサーバーからカメラから電源・通信インフラ設備全てを遠隔コントロールしている。この時は初年度だったため設計は今から比べると完璧とは程遠い状態だったが、人工衛星の遠隔コントロールと同様の技術を構築したため、Kuniさんと”大丈夫だ!”と確信していたところだった。
観測所には通常アラスカ大やNASAの方々がいるため、誰かに電話して修復をお願いしたいところだったが、年末のアメリカ人は長いバケーション中。あんな山奥に残っているわけがない。
このときばかりは、Kuniさんとも「どうしようもないね。。」と腹をくくった。完全お先真っ暗状態で実家で大晦日に入り、初夢なんか見たくもないとお酒を飲む気もしない状態だった元旦の早朝。5時頃に布団から起きだしセキュリティ回線(VPN)で三鷹経由-アラスカ観測所に通信を飛ばしてみた。ダメ元とはその通り、でも諦めない。”・・・・応答があった。”
!!!!その直後、三鷹のスタッフから電話が鳴る。「古賀さん、繋がっています!」
何もやっていないのに、というより対応する方法は全く無い状態で復旧している。この奇跡に喜びよりも安堵100%。それでも事故の原因は完全に人的ミスだが復旧の理由がわからない。ただ3日からの科学館との世界初イベントには間に合うことへの安堵でとにかくスタッフには「復旧原因を調べること」を命じた。
それから数週間後、アラスカ大の技術スタッフPaulからメールが入る。
「復旧のときに、観測所内変電設備に落雷があったようだ」
つまり、ロケット発射施設から観測所全てが落雷で電源が落ちる。そして自動で観測所全体の電源リブートがかかる。その影響はLive!オーロラのシステムにも及び、自動復旧。
。。。この奇跡に僕は神を感じた。信仰心は特にない僕だが、このときは感じた。僕に何をさせようとしているのか、ただ経験を積ませようとしているなら”何が目的なのか”。
この経験、とにかく無形のものの価値に目をくばること、そして今の僕が当たり前にやっている“複数の筋道を構築する”、いわゆる冗長化をテクノロジー面だけじゃなく、全てにおいて確立することにつながっている。
さらに、人やものと出会うとき、遭遇するときに感じる僕のインスピレーションを信じるきっかけになった。
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こがゆうぞ
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